
新製品が次々と登場するツアーの世界で、優勝バッグに約7年前のクラブが残っていた。2026年Bank of Utah Championshipを制したAustin Smothermanが使ったハイブリッドは、TaylorMade SIM Max Rescue 19度。2020年モデルだ。
優勝バッグに残ったSIM Max Rescue 19度
GolfWRXが公開した優勝WITBによると、SmothermanのハイブリッドはTaylorMade SIM Max 19度、シャフトはGraphite Design Tour AD DI Hybrid。ドライバーはTitleist GT3、3WはTaylorMade Qi10、アイアンはTitleist T100という混合セッティングの中で、古いSIM Max Rescueが重要なポジションを守っている。
SIM Max Rescueはどんなクラブだった?
SIM Max Rescueは2020年に登場し、TaylorMadeのレスキューとしてV Steelソールを採用。芝との接触を考えたソール形状や、ハイブリッドらしい高さと寛容性を狙ったモデルだった。当時からツアープロの採用例が多く、ロングアイアンの代わりとして使いやすい設計が評価された。
なぜプロは古いクラブを替えないのか
クラブは発売年だけで性能を判断できない。特にハイブリッドは、飛距離だけでなく必要なキャリー、打ち出し角、スピン量、左へのミスの出方、ラフからの抜けまで含めて番手間を埋める役割がある。すでにその条件を満たすクラブなら、新型が出たからといって交換する必要はない。
アマチュアにも参考になる「買い替えない」という選択
新モデルを試すことは有効だが、現在のUTで狙った距離と高さが安定して出ているなら、無理に替える必要はない。逆に球が上がらない、5Wやロングアイアンと距離が重なる、左へのミスが多い場合は最新モデルを含めて比較する価値がある。
SmothermanのSIM Max Rescueは、「新しいクラブほど自分に合う」とは限らないことを示す分かりやすい例だ。中古市場で旧モデルを探す際も、価格だけでなくロフトとシャフト、実際のキャリーを基準に選びたい。
出典:GolfWRX:Austin Smotherman winning WITB / GOLF.com
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